次世代農業サミット（第4回）　出席報告

開催概要

開催日時	平成30年7月2日（月）～3日（火）
会場	東京ビッグサイト会議室
テーマ	１日目 「規模拡大に伴う管理」
	２日目 「加工の着手から商品開発」

開催報告

平成30年7月2日（月）～3日（火）、東京ビッグサイト会議室において、次世代農業サミット（第4回）が開催され、本会からは2名の方々が出席しました。

1日目のテーマは、「規模拡大に伴う管理」。参加者ごとにグループを形成して逐次意見交換の時間がとられました。

初めに、各グループにおいて自己紹介があり、続いて基調講演として鹿児島県・（有）大崎農園の山下義仁代表取締役社長より、「「努力・人材・情熱」で築く大規模契約野菜経営～ゼロからのスタートで地域から世界へ～」と題して、チャレンジ精神を持つことが経営を変える一歩となる、規模拡大できるエリアを設定し、その中で経営可能な圃場を探すことなどについて講演をいただきました。行動力が経営者の資質である。

基調講演が終わった後、シェアタイムとして、講演で聞いて感じたことや経営に役立てる方法など、各グループにて意見交換がされました。

グループ討論の様子

次に、「規模拡大に伴う管理」について、パネルディスカッションが行われました。

今後どのように法人経営を持続・発展できるか。それには、明確な目標設定と経営分析、それに必要な人材の抜擢と育成が必要であることが話し合われた。

また、（株）浅井農園の浅井雄一郎代表取締役より、20か国以上の国から総勢140名の農業関係者が参加したNuffield CSCカンファレンス（オランダにて開催）の報告をいただいた。

パネルディスカッションが終了した後、交流交歓会が開催され、より濃密な意見交換が展開されました。

2日目のテーマは、「加工の着手から商品開発」。新たなグループで自己紹介を交わして、基調講演として和歌山県・（株）早和果樹園の秋竹俊伸代表取締役社長より、商品に付加価値を見出し、課題をクリアしながら加工部門の発展・成長の仕方について講演をいただきました。「将来どうなりたいか？」という社員の想いを顕在化させるため「育成プラン」を作成している。

講演後に、1日目と同様にシェアタイムがあり、その後グループ討論が実施されました。

グループ討論の様子

グループ討論終了後、パネルディスカッションが行われ、「加工の着手から商品開発」などについて様々な意見が出されました。

最後に、（株）YPYエデュケーションより情報提供をいただき、全日程が終了となりました。

第4回のサミットから、法人協会の会員より有志を募り、実行委員会が結成されてサミットの内容が作られた。オーダーメイド感があり、参加者が抱いている疑問を少しでも解決できるような意見交換の時間が非常に活発であったことが印象的でした。